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コロニアルってなに?

屋根工事・外壁塗装・雨漏り専門

コロニアルってなに?

●コロニアルとは

 

住宅の建材である、「コロニアル」って聞いたことありますか?

 

コロニアルは、一般住宅で広く採用されている屋根材で、いわゆるスレート屋根のことです。

 

新築一戸建て住宅での採用率が高く、30%以上の住宅でコロニアルが採用されていますので、自宅の屋根がコロニアルの人は多いことでしょう。

 

コロニアルの特徴については、これから詳しくご説明しますが、そもそもなぜコロニアルがスレート屋根のことを指すかというと、「コロニアル」というのは、クボタ(現ケイミュー)が1961年に発売したスレート材の商品名だったんです。

 

当時から市場シェアが高く、コロニアルと言えばスレート屋根材ということになったとか。

 

同様の理由で、スレート屋根を「カラーベスト」と呼ぶ人もいますが、これもクボタが販売しているスレートの商標名です。

 

 

●屋根の種類とその特徴

 

コロニアルがスレート屋根材というこはわかったと思いますが、スレート(コロニアル)以外にどんな屋根の種類があるのでしょうか?

 

日本の住宅で使われる屋根材をまとめると、大体こんな感じです。

 

・スレート(コロニアル)

・瓦(粘土瓦、セメント瓦、コンクリート瓦、軽量瓦)

・ガルバリウム鋼板

・トタン

・銅板

 

 

スレート(コロニアル)

 

古くから利用されている、ポピュラーな屋根材です。

 

前述した通り、現在の住宅の30%以上がスレート屋根を用いています。

 

原料はセメントで、そこに繊維材を混ぜて作ります。

 

厚さは2㎜程度と薄く、非常に軽いので、地震の多い日本に最適です。

 

住宅において最も高い位置にある屋根が重いと、地震時の揺れの影響を受けやすいので、屋根は軽い方がいいんです。

 

ただ、逆に軽量であるために耐久性は低く、定期的なメンテナンスが必要です。

 

以前は耐久性を上げるために、アスベストが使われていましたが、2004年以降は禁止されており、人体への影響がないようになっています。

 

一般的に使われることが多いので、商品展開が多く、カラーや種類が豊富で、施工できる業者も多いです。

 

耐熱性や耐火性も高い部材なので、屋根材としては最適といえるでしょう。

 

工事価格も、平米あたり6,000円前後と安価なのも使われやすい理由です。

 

 

瓦(日本瓦、セメント瓦、コンクリート瓦、軽量瓦)

 

「瓦」は色々な素材があります。

 

代表的なのが、粘土を焼いて作る粘土瓦で日本で昔から使われています。

 

 

施工費用は平米あたり10,000円前後とスレートよりは高いです。

 

料金を安くしたセメント瓦もありますが、こちらの費用はスレートと同じくらい。

 

ただし、15年程度でメンテナンスが必要です。

 

瓦は厚みや重量があり、耐久性は非常に高いですが、重いので地震に弱いと言われています。

耐久性がとにかく高いので、瓦自体は100年近く持つこともあります。

 

1枚単位での交換も可能なのは、瓦の長所と言えます。

 

ただし、近年のような勢力の強い台風などでは飛ぶ恐れもあり、一般住宅での新規採用は少ないのが実情です。

 

また、阪神淡路大震災以降、倒壊の恐れから地震に強い家づくりが話題となり、軽量瓦が注目されるようになりました。

 

重いというデメリットを解消し、スレート材やガルバリウム鋼板より耐久性が高い軽量瓦は、家のデザイン的に瓦を使いたいけど、重量が気になる方に採用されることが多いです。

 

 

ガルバリウム鋼板

 

近年の一般住宅では最も使われている部材でガルバリウム鋼板の使用率は40%弱となっています。

 

屋根材の使用率はガルバリウム鋼板が1位、スレート屋根が2位です。

 

特に近年はスレート材にアスベストが使えなくなったことから、代わりに使われることが増えた部材でもあります。

 

非常に軽く軽量で、加工もしやすいことから、建物の外壁などにも使われることがある部材です。

金属系の素材ですが、トタンなどに比べると耐久性が高く、30年程度は耐久性があります。

 

ただし、メンテナンスは10年くらいを目途に行う方がいいでしょう。

 

スレートと同様に安価な部材で平米あたり5,000円前後です。

 

デメリットとしては、金属なので、熱を通しやすく断熱性が低いです。

また、防音性も弱く、熱による伸縮でパキパキ音が鳴ることもあります。

 

 

トタン

 

工場や学校の体育館の屋根などに使われていた部材で、イメージ通り非常に安く、施工もしやすい部材です。

 

安価で施工がしやすい反面、耐久性は低く、腐食などによって雨漏りが生じることもあります。

また、強風で飛ばされやすい屋根材とも言えるでしょう。

薄くて軽量だが、錆びやすいのが特徴です。

 

実際に使用してみると、雨の音が響いたり、夏場の暑さも問題になります。

 

耐用年数は10年から20年ですが、一般の住宅よりは倉庫や納屋などに使うことが多い部材です。

料金も安く平米あたり4,000円程度です。

 

 

銅板

 

一般住宅で新たに使用することはほとんどありませんが、神社やお寺などで使われることがある部材です。

 

非常に耐久性に優れた屋根で耐用年数は50年以上と言われています。

耐久性があり、さらに軽量なので、大変優秀な屋根材ですが、料金は非常に高価で平米あたり20,000円前後します。

 

しかも、施工できる業者は少ないのであまり一般の住宅では使いません。

 

屋根を材料別に大別すると、この5つに分けられます。

 

現在、一般住宅で使用されるのはほとんどが、ガルバリウム鋼板かスレート(コロニアル)です。

 

 

●コロニアルの特徴

 

日本の住宅で非常によく使われているコロニアルの特徴です。

 

 

耐用年数

 

コロニアルは軽量な反面、耐久性は低い部材です。

しかし、定期的にメンテナンスをすることで耐用年数は30年前後にもなります。

 

メンテナンスについては、10年を目安に塗装をやり替えたり、劣化部分を補修したりします。

 

 

メリット

 

コロニアルのメリットはなんと言ってもそのバランスの良さです。

軽量で、耐久性もそこそこ、費用も安いのでコスパがいいんです。

軽さだけならガルバリウム鋼板の方が安いですが、料金はやや高くなります。

 

耐久性だけなら瓦屋根の方が高いですが、地震時は不安です。

 

いくらでもお金があるなら、もっといい部材もあるかもしれませんが、それぞれのバランスを考えるとコロニアルに落ち着くことが多いです。

 

また、施工できる業者も多く、今後の家のメンテナンスを考えてもコロニアルはおすすめです。

 

 

デメリット

 

コロニアルにもデメリットはあります。

コロニアルに限った話ではありませんが、苔などが生えてしまうことも多いです。

 

それと、やはりアスベストが使用できなくなってから強度が落ちたのは否めません。

 

ひび割れなどが起きることも多く、定期的に葺き替えするなどのメンテナンスが必要です。

 

 

コロニアルに適した住宅環境

 

コロニアルの使用をおすすめしたいパターンは、住宅地に建つ建物の場合です。

 

コロニアルは施工が非常に簡単なので、工事期間が短いです。

周りの住宅への工事の影響を少なくするなら、コロニアルがおすすめです。

 

さらに、近隣住宅と近い場合は瓦屋根など飛散した場合危険です。

そういった場合もコロニアルが安全でしょう。

 

それから、カラーバリエーションなどのデザインも豊富なのがコロニアルのメリットです。

住宅地の景観を損なわないためにも、コロニアルがいいでしょう。

 

それから、太陽光発電を考えている場合はコロニアル屋根なら設置可能です。

 

こういった場合もコロニアル屋根を選択するのがおすすめです。

 

 

●まとめ

 

今回はコロニアルの特徴や屋根材についてご紹介しました。

自宅の屋根材で迷っている方は参考にしてみてください。

 

 

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