コーキングの劣化について
コーキングって聞いたことありますか?
建材の一種なんですが、ゴムのような弾力的な素材で、建物や家具の隙間を埋める素材です。
別名、シーリングやシールとも呼ばれることがあります。
そんなコーキングですが、劣化してくると雨漏りなどの原因になることもあるんです。
ここではコーキングの劣化について説明します。
●コーキングとは
コーキング、シーリングとは、簡単に説明すると、目地に詰めて水漏れを防ぐ建材です。
みなさんの自宅でもいたるところに使われています。
例えば、洗面所の流しと家の内壁の隙間。
ここに隙間が空いていると洗面台から水が隙間に入り込んでしまいます。
ほかには、窓ガラスの隙間。ガラスと窓枠には隙間がありますが、これを塞いでいるゴムのような素材がコーキングです。
コーキングは英語で”caulking”で、隙間に詰める、水漏れを防ぐ、という意味なんです。
●コーキングの寿命は長くても10年
コーキングの寿命は長くても10年と言われています。
コーキングにも種類があって、なんの部材の隙間に詰めるかでより相性のよい種類のコーキングを使います。
例えば、ガラス面にはガラス類によく接着するシリコン系のコーキングを、コンクリートの隙間には、ウレタン系のコーキングを使う場合が多いです。
コーキングの種類や各商品のグレードなどによっても違いますが、どんなに長くてもコーキングの寿命は10年と言われています。
また、コーキングが使われている場所が屋内なのか、屋外なのかでも寿命は違います。
●コーキングが劣化すると雨漏れの原因に
コーキングは水の侵入を防ぐために隙間に充填すると言いましたよね?
と、言うことは、コーキングが劣化し、性能が落ちてくると漏水の原因になるんです。
コーキングの劣化には段階があり、まずはやせ細ってきます。
徐々に弾力が無くなり、カチカチに固くなってきて、ひび割れが目立つようになります。
ひび割れがさらにひどくなると、大きく穴が開いた状態になり、こうなると完全に役に立ちません。
ひび割れが生じたあたりから、水がじわじわ侵入するようになってきます。
●コーキングの改修方法
コーキングの改修は意外と簡単です。
まずは、カッターなどで切れ目を入れて、古くなったコーキングをきれいに取り除きます。
次に、コーキングがきれいにできるように、充填する隙間の両側にマスキングテープなどを貼り、養生をします。
そうしたら、コーキングの裏にはめるバックアップ材を挿入します。
(場所によりバックアップ材を使わない場所もあります)
そうしたら、いよいよコーキング材を充填していきます。
チューブ状の商品がホームセンターでも売っているので、対応している部材をのものを買ってきて、流し込めばOKです。
最後に、ヘラなどできれいに整え、養生を外せば完成です。
ホームセンターでも材料が手に入るため、自宅のお風呂やキッチンなどの水廻りのコーキングの改修を日曜大工でやってしまう人も多いです。
しかし、職人のようにきれいに仕上げるには熟練の技術が必要で、なかなかきれいにできない場合がほとんどです。
きれいに仕上げたい、どの材を選んでいいかよくわからないなど、不安がある場合はプロに頼むのがいいでしょう。
●外壁のコーキング改修は外壁塗装とセットがお得
日曜大工でも可能と説明したコーキングの改修ですが、プロでないと難しい部分があります。
それは、外壁です。
外壁の高い部分は足場を組まないと届かず、高所作業は大変危険です。
自分でやる場合は、あくまでも見た目を気にしない場所と作業が危険でない場所のみにしましょう。
外壁のコーキングですが、足場を組んでやるため、外壁の塗装改修とセットで依頼すると足場の設置が一回で済み、大変お得です。
また、ほとんどのお宅が外壁改修にコーキングの改修もセットで行っています。
外壁の塗装も寿命が10年程度である場合が多いので、コーキングか外壁どちらかが劣化している場合、もう一方も寿命が来ていることがほとんどです。
どちらか片方だけ改修しても、そのすぐ後にもう一方の工事も必要になる可能性が高いので、外壁塗装とコーキングはセットで改修する、と覚えておきましょう。
●当社でのコーキング改修の取り扱いとオススメ施工時期
当社では、外壁のひび割れや窓枠、サッシのコーキングを施工しており、外壁の改修とコーキングを同時に施工可能です。
実際にほとんどの方が同時施工を依頼しています。
実際の施工時期はお客様の都合により様々ですが、おすすめは4月、5月です。
新年度の早い時期ですが、梅雨前で、梅雨時期の雨漏れを防ぐことができます。
8月以降の台風シーズンも同様です。
冬は冬で、太陽が出ている時間が短いのに、足場が設置されているのを嫌がる方は結構多いです。
そんな理由から、弊社では梅雨前の施工をおすすめしています。
ぜひお気軽にご相談ください!
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