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雨漏りの修理はカバー工法が最もおすすめ

屋根工事・外壁塗装・雨漏り専門

雨漏りの修理はカバー工法が最もおすすめ

 

ここまで、雨漏りの原因、雨漏りの予防方法、雨漏りした場合の修理について記事を書いてきましたが、今日みなさんに伝えたいのはコロニアル屋根の雨漏りの修理をする場合、カバー工法が最もおすすめと言うことです。

 

●カバー工法とは?

以前の記事でも軽く説明していますが、カバー工法とは屋根を改修(リフォーム)する際の一つの工法です。別名、重ね葺きとも言われ、読んで字のごとく、古い屋根の上から新しい屋根を被せるように造ってしまう工法です。

メリットが多く、実際に屋根のリフォームを依頼されたときに一番多く採用する工法です。

 

 

●カバー工法のメリット

カバー工法はメリットが多いと言いましたが、どういったメリットがあるのか一つずつ見ていきましょう。

 

・解体作業が少ない

既存の古い屋根をほとんどそのまま残して、上から新しい屋根を被せるように施工するため、解体作業が少ないです。

解体作業は、近年なにかと話題になる工種で、新しくなにかを造るよりも古いものを解体する方が意外と難しく、当時の図面がないものなんかでは、手探りで解体するのですが、ガス管を傷つけてしまったり、思わぬ部分が劣化していて事故につながることも多いです。

特に解体作業で注意が必要なのが、「アスベスト」という飛散すると人体に有害な物質で、安くて性能がいいことから、昔は多くの建材に使われていました。

実はこのアスベスト、コロニアル屋根にも以前は使われていて、そういった屋根の解体は非常に注意が必要なんです。

万が一、解体作業中にアスベストの粉末が近隣へ飛散した、なんてことになったら大ニュースですからね。

 

適切な対応をすればアスベスト建材の解体もできるのですが、カバー工法ではこのやっかいなアスベスト建材の解体をすることなく、屋根の改修をすることができるのが大きなメリットです。

当然、アスベスト以外にも解体工事は事故も多いですし、騒音などのトラブルも多いので、こういったリスクを避けられるのがカバー工法のメリットです。

 

・改修後の耐久性が高い

みなさんんは、家の改修ってどのくらいの頻度でやりたいですか?

5年に1回?それとも20年に1回?

手間、費用などを考えると、なるべく長い期間を明けたいですよね。そもそも、そんなに頻繁にやることでもないですよね。

 

カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根そのものを新設するイメージなので、新築時と同じくらいの耐用年数になります。

仮に、カバー工法ではなく、屋根の劣化した部分だけを張り替える改修をしたとすると、こうはいきません。

おそらく、今回張り替えなかった部分が、数年後には劣化してきて、張替えが必要になり、パッチワークのように毎年毎年ちょっとずつ張り替える必要がでてきます。

 

毎年改修工事をやるのは手間ですし、手続きも面倒。カバー工法であれば、次のメンテナンスまでは10年から20年くらいは安心です。

 

費用を考えても、一度の改修費用はカバー工法の方が高いかもしれませんが、長い目でみたときに準備工事や足場の設置が一度で済むカバー工法の方がお得です。

 

・きれいに仕上がる

住宅をリフォームするなら、どうせなら見た目もよくしたいですよね。

雨漏りしていた部分のピンポイントの修理だと、つぎはぎだらけの屋根になってしまいます。

しかし、カバー工法は新しい屋根を被せるように造るので、ぱっと見は屋根をきれいに造り変えたように見えます。

 

この時に、色を変えたりデザインを変えれば一気に家の見た目も変えることができ、イメチェンすることができます。

新鮮で、気分も一新、新築気分を味わうことができます。

 

・雨漏りを止められる可能性がある

雨漏りについて、今までの記事でも説明してきましたが、雨漏りの原因を突き止めるのは、非常に難しです。カバー工法であれば、古い屋根の上に新しい屋根を造ってしまうので、雨漏りが止まる可能性があります。

 

これは結構大きなメリットで、ピンポイントで雨漏りの修理をしていても、止まらないこともありますし、仮に止まっても、表面上は止まっただけで、見えない壁の裏側などで雨漏りが続いている可能性もあります。

もし、そのまま見過ごしてしまうと、雨漏り部分で腐食が生じて、大変なことになる可能性も。

止まるか止まらないかわからない雨漏りの修理よりも、雨漏りが止まる可能性のある方法の方がいいと思いませんか?

 

・工事期間が短い

カバー工法と比較されることの多い葺き替え工法。葺き替え工法は古い屋根材(スレート)を全部はがして、防水シートもはがして、新しくやり直す工法です。

この場合も、屋根を新規で造り直すので、カバー工法と同じように、見た目もきれいですし、雨漏りが止まる可能性も高いでしょう。

ただし、カバー工法が新しい屋根を造るだけなのに対し、葺き替え工法は古い屋根を撤去してから新しい屋根を造ります。

当然、費用も工事期間も葺き替え工法の方がかかってしまいます。

 

屋根の工事中は外壁に足場もかかり、日差しが差し込まれなかったり、窓を開けられなかったりといった制約があります。

しかも、既存の屋根を撤去している期間に雨が降ってしまうと大変です。仮防水は施しますが、大雨や台風では防ぎきれずに雨漏りしてしまった現場もありました。

工事期間が短いということはこういったリスクも少なくて済みます。

 

 

●カバー工法にもデメリットはある

様々なメリットがあるカバー工法。実際に私も最もよく使いますが、実はデメリットもあります。

 

・屋根が重くなる

カバー工法は、古い屋根の上に新しい屋根を載せるので、純粋に屋根1枚分重くなります。

屋根は家の最も高い場所にあり、ここが重くなることで耐震性に影響が出てきます。

多くの住宅ではそれほど影響はありませんが、過去に行った耐震診断の結果などが変わってくる可能性もあるので、注意は必要です。

 

・カバー工法は一度しかできない

一度カバー工法で改修している場合、次もカバー工法にするのは一般的に難しいとされています。

ただ、カバー工法の場合、次のメンテナンスまでは相当の期間があるので、一般住宅では気にするレベルではないかもしれません。

 

将来のことを考えたときに、20年以上確実に住むのであれば、カバー工法より葺き替えをした方がいい場合もあります。

 

・対応できない屋根もある

瓦屋根など屋根材の種類によっては、屋根の形状などで対応できない場合があります。

ただ、一般的に多く使われているコロニアル屋根の住宅ではほとんどがカバー工法で対応可能です。

設計時に特殊な形状の屋根にしない限りは大丈夫でしょう。

 

・ボロボロすぎる屋根にはできない

カバー工法は古い既存の屋根の上に新しい屋根を造ります。

そのため、既存の屋根の劣化が進んでおり、屋根を支える下地や軸組まで劣化している場合は新しい屋根を載せられません。こういった点からも、家のメンテナンスは早目早目に対応することが大切です。

 

 

●まとめ

様々な方法がある屋根のリフォームですが、一番のおすすめはカバー工法です。

 

特に、一般的なコロニアル屋根の住宅であれば、カバー工法を選択しておけば間違いないと言っても過言ではないくらい。

屋根の改修を考えている方は、まずはカバー工法を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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