ほとんどすべての住宅についている雨樋。

ついているのは知っていても、

役割まで知っている人は意外と少ないです。

雨樋なんて雨の日にしか機能しないし、

壊れていてもそのまま放置していて

大丈夫だろう…

なんて考えていませんか？

実は雨樋は住宅設備の中でも

とても重要な役割を担っています。

ここではそんな雨樋についてお話いたします。

雨樋の役割とは？

雨樋は降った雨を集め、

適切な場所へ排水する役割を担っています。

たとえ小雨だったとしても

家の屋根は意外と面積が大きいので

そこに落ちる雨の量は意外と多く、

結構な量になります。

雨水は住宅の劣化を進めてしまう天敵です。

もし雨樋がないと

降った雨はそのまま建物全体を濡らしてしまい、

外壁や窓枠の劣化を進めます。

状態の悪いまま放置し続けると

・住宅の基礎を腐食

・軒天の腐食

・外壁からの雨漏り

・サッシ周りからの雨水の侵入…

などさせてしまうこともあり、

そうなると大事なお住まいに

深刻なダメージを与えてしまうことがあります。

雨樋の寿命は大体20年ほどと言われています。

ただ、住んでいる環境によっても変化するので、

大雨や大雪が降った後はご自身で点検する必要があります。

しかし、雨樋は住宅の他の設備と比べて

軽視されがちです。

雨樋だけ取り替えなかったり、

交換しても安いものを使う人が結構います。

当社では外壁塗装工事や屋根工事と

一緒に雨樋工事を行うことで足場代が削減できるため、

これらの工事と同時に工事を行うことをお勧めしていますが、

残念ながら屋根業者さんや塗装業者さんでも

雨樋に関してはご存知ない方が多く、

見かけ上のお見積り金額を抑える為だけに、

機能していない雨樋に手を付けずに

工事を行わない事も多く見受けられます。

予算的なこともありますが、

雨樋が無いと家自体に大きな影響があり、

さらに修繕費が嵩んでしまったり、

安い雨樋が風に飛ばされて

隣の家の窓ガラスを割ってしまった、

というような事故も多いです。

しっかりと専門家と相談し、

たかが雨樋と侮らないようにしましょう。

雨樋の維持管理

この中で点検するときに重要なのが、

・軒樋が歪んでいたり、穴が空いていないか

・軒樋金具が外れていないか

・軒樋や集水器に落ち葉やゴミが詰まっていないか

という点です。

このような症状があると、

せっかくの雨樋も能力を活かせず、

意味がありません。

もし上記のような不具合がある場合は

雨水が適切に排水されていない可能性があります。

大雨や大雪が降った後は

点検を行い、維持管理をしましょう。

平均の金額相場

雨樋交換や修理の価格は雨樋の種類、

どれくらい補修するかによって変化します。

おおよその金額でいくと

２階建ての戸建て住宅で５～６０万円が

相場と言えますが、面積や工事内容によって

かなり金額が変化します。

さらに雨樋は高所作業になるので

足場を設置して工事することが多く、

その金額もプラスかかってきます。

そのため、清嶋工務店では外壁塗装や屋根工事と同時に

雨樋の修繕を行う事をお勧めしています。

今後の住宅にかかるコストを

なるべく減らしたい方は

足場を建てた機会に住宅設備の

ほとんどを同時に修繕することで

２０万円ほどかかる足場代が

一度で済むからです。

雨樋の種類

一般的な戸建て住宅に使用されている雨樋は

メーカーごとに規格が異なります。

ですので、既存の雨樋を参考に

色や形を決めていくのが一般的です。

多く流通しているのは、

・パナソニック

・電気化学工業

・積水化学

・三菱ケミカル

あたりが多いです。

屋根の形状や気象条件に適合した

雨樋を選ぶことが大切です。

各メーカーの商品の特徴をご説明します。

〈パナソニック〉

強度が高く、ビジュアルがシンプル

〈電気化学工業〉

デザインが豊富で、５～７種類の色から選べる

〈積水化学〉

高耐候性、長期間使える

〈三菱ケミカル〉

幅広い住宅の形に加工することができ、大型施設にも採用される

当社の雨樋改修

当社の雨樋改修工事の特徴として、

高性能雨樋であるパナソニックの

アイアンを使用していることが挙げられます。

雨樋の寿命はおおよそ２０年と言いましたが、

できるだけメンテナンスがなく、美観がよく、

長期間使用できる雨樋となると

アイアンはとっておきの商品です。

パナソニックの高性能雨樋　アイアンとは

みなさんは雨樋というと

樹脂製のものを想像するかと思いますが、

アイアンは樹脂の中にスチールの芯を入れて

強度を高めました。

「腐食しない」「優れた耐久性」を持つ

プラスチックの長所をそのままに、

課題であった「強度」を追加したアイアンは

近年の大型台風や強風への対策にはもってこいで、

お客様から要望されることも多いです。

強度の強さは風だけでなく、

積雪や大雨による重さにも耐えることができ、

破損するリスクを減らせます。

さらにアイアンは、紫外線による

退色や変色にも強いです。

古い家の雨樋を見てみると、

ほとんどが薄く変色していると思いますが、

アイアンでは倍以上の年月変色を抑えられます。

そのため、雨樋自体の寿命が長く、

今後の改修費用を抑えることができます。

パナソニックの優れた技術で作られた

アイアンは現代日本の過酷な気象条件にピッタリの雨樋で

様々な雨樋工事を請け負ってきた当社が

おすすめできる一品です。

雨樋のDIY

パナソニックの雨樋「アイアン」の

よさはわかったけれど、

自分で交換すればいいのでは、と

思う方もいるかもしれません。

最近はDIY感覚で雨樋を

修理する方も増えました。

しかし、雨樋は家の軒下にある軒樋と

雨水が集まる集水器と

地面に落とす竪樋からなり、

かなりの長さがあります。

軒下の樋の交換は高所作業にもなるので、

素人の作業では危険です。

また、樋を屋根や外壁に取り付ける

鼻隠しと呼ばれる木材の部分に

専用の金具を取付けるのですが、

鼻隠し自体が経年劣化で歪んでいたりして、

取付が難しい場合もあります。

鼻隠しに取り付ける際にも、

取付が甘いと強風で雨樋が飛ばされたり、

集水器がある場所に向かって

勾配を付けなければならないので、

素人の作業は難しいでしょう。

DIYで雨樋の修理をするのであれば

小さな穴を埋めることや、

集水器に詰まった落ち葉やゴミを

取り除く程度にしておきましょう。

また、通常、樋の交換は寸法などの都合上、

既存の雨樋と同じメーカーを使用することが一般的です。

しかし、当社では専門家による

手作業での加工を行い、

他社メーカーのものでも取付けることが可能です。

（取扱いできない場合もあります）

そのため、パナソニック以外のメーカーの

樹脂製の雨樋をパナソニックのアイアンに

取り替えることもでき、

実際にご依頼されるお客様が多いです。

雨樋交換には火災保険が適用されるケースが多く、

当社で取り扱う工事の約８割が火災保険適用になっています。

まとめ

近年は台風や強風、大雨による被害が増えており、

雨樋の重要性が見直されています。

自宅のリフォームを機に

雨樋をより強固なものに取り換える方も多いです。

今一度、自宅の雨樋を見てみて、

劣化が激しいようでしたら

雨樋の修繕をご検討ください。

清嶋工務店だから

清嶋工務店では初めてのお客様でも

安心してご相談できるよう、

職人の他にアドバイザーが在籍しております。

現在では、

埼玉県さいたま市岩槻区に本店を構え、

茨城県土浦市、

栃木県宇都宮市、

群馬県前橋市に支店があり、

各エリアごとに施工を行っております。

年間1000件以上のお家を施工していますので

さまざまな施工に特化した職人がそろっており、

雨樋などの修繕工事から塗装工事まで幅広く、

お客様のニーズにお応えします。

気になる方はお気軽にご相談ください。

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